6次産業化中央サポートセンター

金子和夫(かねこかずお)

金子和夫事務所株式会社 代表取締役

居住地

東京都

職業

地域ブランドコンサルタント

支援可能分野

販路構築 (例)商品に適した販売先提案、紹介等
ブランディング (例)付加価値を高める工夫等
農業観光 (例)農泊、農観連携、観光農園の設⽴等
マーケティング戦略 (例)市場・競合分析、ターゲット設定、営業指導等

私が貢献できること

農水産物と食品のブランド価値を高める商品企画から、ネーミングやロゴマークなどのブランド・デザイン、情報発信、大都市圏の販路開拓まで、一貫した戦略とビジネスモデルの構築およびバイヤー等の関係者を巻き込んだ実施体制づくりを支援する。

■ 得意分野の実務経験・支援実績の概要・成果

年月日 地域 農林水産物 専門分野 概要・成果
2015/9/1-2020/3/31 大分県杵築市 柑橘、しいたけ、肉牛、ジビエ、魚介類など 杵築ブランド戦略の策定、協議会の立ち上げ、地域商社の支援、首都圏の販路開拓(紀ノ国屋、小田急百貨店、外食産業等) 杵築市と市内事業者が杵築ブランド協議会を設立し、戦略とアクションプランを策定。杵築ブランドをデザインするとともに、首都圏の流通業のバイヤーを招へいして、すぐれた商品の発掘と磨き上げを実施し、5年後杵築ブランド認定商品が約50品目生まれた。毎年首都圏の高級スーパー紀ノ国屋および外食産業で杵築フェアを開催して販路を拡大した。
2014/6/1-2020/3/31 愛知県田原市 野菜(きゃべつ、メロン、トマトなど) 商品開発、ブランドデザイン(ベジフル田原)(渥美半島たはら)、認定制度、情報発信、販路開拓 愛知県田原市は農業生産額日本一であるが、消費市場における知名度が低く、農産物のブランド価値を高めることを目的として、加工品づくり(ベジフル田原)、農産物のブランド化(渥美半島たはらブランド)に取り組んだ。加工品づくりは、規格外の野菜を使って、ソースとディップを開発して、「野菜をおいしく食べる調味料」としてブランド化した。渥美半島たはらブランドは、首都圏のバイヤーと交流し、首都圏で日本百貨店、外食産業等でフェアを開催して販路を開拓した。
2009/4/1-2011/3/31 愛知県稲沢市 ぎんなん(祖父江ぎんなん) 協議会の立ち上げ、ぎんなん認定制度の設計と運用支援、ブランド・デザイン 愛知県稲沢市祖父江地区はぎんなんの産地であるが、平成20年頃までは生産者が個別に選別、出荷していたため、品質のばらつきがあり価格も低迷していた。そこでJAが主導して生産者300名を組織化し、祖父江ぎんなんの基準を作り、愛知県農業指導センターが生産技術指導を行い、ブランド・デザインとパッケージ改善を行った。その結果、旧築地市場での評価が高まり、価格が上昇した。
2008/4/1-2011/3/31 愛媛県愛南町深浦地区 かつお(愛南びやびやかつお) かつおの商品企画(日帰りかつお)、ブランド・デザイン、情報発信、販路開拓 愛南漁協は養殖および天然の豊富な魚種を持つ大型漁協であるが、全国的知名度を持つ高付加価値な商品を持っておらず、商品全体の市場における評価を上げたいと考えていた。そこで、トップランナー商品として、地元でとれる日帰りかつおのブランド化に取り組み、魚の規格から漁獲方法、鮮度保持技術、ブランド・デザイン、ブランド認証制度、流通方法などを一貫して整備し、市場の評価を高めた。
2008/4/1-2011/3/31 山口県長門市 地鶏(長州黒かしわ) 商品企画、ブランド・デザイン、情報発信、販路開拓 長門市の深川養鶏農協は、ブロイラーの生産大手であるが、新たな高付加価値の商品開発を求めて、山口県が開発した新しい地鶏の生産と販売に着手した。そこで農水省の地域ブランド事業を活用して、「長州黒かしわ」ブランドをデザインし、各種ブランド・ツールを制作し、加工品を開発するとともに、展示会で積極的に販路開拓に取り組んだ。