6次産業化中央サポートセンター

岸菜賢一(きしなけんいち)

きしな屋

居住地

大阪府

職業

商品開発アドバイザー、販路開拓コーディネーター

支援可能分野

店舗・通信販売 (例)販売店舗運営、通信販売運営等
新商品企画 (例)商品コンセプト⽴案、価格・販路・広告戦略⽴案
商品設計 (例)原料選定、レシピ・製法の確⽴、包装、デザイン等
販路構築 (例)商品に適した販売先提案、紹介等

私が貢献できること

地域資源を活かした新商品開発や販路開拓に貢献します。
製造メーカー時代の経験と現在の小売業の経験から「作り手」と「売り手」双方のメリット・デメリットをアドバイスさせて頂きます。
また現在小売業を営み「使い手」の声をダイレクトに反映することが可能なため、机上の空論に終わることはありません。より愛される商品を一緒に開発させて頂きます。
こだわり食品店のバイヤーとして全国を飛び回る経験・知識・人脈を活かして、参考事例も多くご提案出来ます。
バイヤー目線での商品企画案や売り込み方もご支援させて頂きます。
これまで製造に携わった経験・知識から、作り手に寄り添ったサポートを重視しながらも、現在の小売業で培ったバイヤーやエンドユーザーの求めるリアルな声を反映して、商品企画から製造アドバイス、販路開拓もしくは当店での販売までトータルでご支援させて頂きます。

■ 得意分野の実務経験・支援実績の概要・成果

年月日 地域 農林水産物 専門分野 概要・成果
2015/9-2015/10 秋田県 りんご(りんごチップス) 商品企画開発 既存品の規格・ラベル・包装容器変更し当店一店舗あたり月間平均400P売上げる。 また当店から他社への卸を含めると月間1000P以上売上げる。
2015/10-2015/12 奈良県 柿(柿ちっぷす) 新商品開発 青果専門農家に対して希望する加工品の開発を商品企画から製造、包装デザインまで全て指導する。 販路開拓も手伝う。(PB商品として当店店頭販売および他社卸販売) 当店仕入価格として月間40万円を安定して売上げる。 婦人画報やあまから手帖などに掲載
2017/9-2017/11 香川県 黒豆(和三盆黒豆しょうゆ豆) 新商品開発 特産品である「しょうゆ豆」の原料を県産品の高級黒豆に変え、特産品の「和三盆」を使用した開発をアドバイスし、これまでありそうでない県産品にこだわった新商品開発に繋がった。 当店にてテスト販売を実施して昨年冬には関東進出が決定。
2019/03/18-2019/09/02 沖縄県 豚肉加工品(無添加ソーセージ) マーケティング戦略・新商品企画・商品設計・販路構築 ○ 商品・サービス・ビジネスモデルの紹介  過去に6次化事業計画策定して補助金にて豚舎を新設して「きびまる  豚」というブランド豚を確立していた。  沖縄では珍しく全頭白豚を飼育しており県内の有名ホテルや飲食店を  メインに県外の有名ホテルでも少し使われるようになっていた。  しかし業務筋への精肉供給に留まりブランド名の知名度アップを求め  て一般小売向けの加工品開発を希望された。  また一般小売への流通が無い状態のため、そこへのアプローチ方法の  指導も求められていた。 ○ 支援の領域(専門性)の紹介  現状の市場で求められている商品を踏まえて「きびまる豚」をどこの  層へアプローチすることがブランド知名度アップに繋がるかレク  チャーした。  オリジナル豚の特徴である「あっさりした脂と旨味の強い赤身」を最  大限に表現できるために副原料を何にするかなど商品設計を指導した。  幾度となく試作を繰り返し依頼事業所のメインメンバー全員が納得し  た商品が出来上がった。  手に取ってもらう仕掛けを施したラベルの重要性を説いて、ラベルの  デザインも当方で仕上げた。  完成した商品を一般流通に乗せるためのアプローチ方法を指導した。 ○ 連携・コーディネート手法の状況  支援事業者は生産から加工まで一貫しているため、その強みを最大限  に活かすため、副原料(特に塩)の違いによる完成度が大きく変わる  ため、繋がりのある製塩所を紹介して価格も得値を出してもらった。  また販売ルートに関してはテスト販売結果を持って繋がりのある関東  圏の食品小売社長やバイヤーを紹介して取り扱いを提案し横の連携を  活かした。 <成果> ・全ての原料が県産品で取り揃えた無添加ソーセージが完成した。 ・商品企画から設計、デザインまで当方の支援内容で網羅できたため、  開発費用を最小限に抑えることが出来た。 ・テスト販売で関西の百貨店にて初回供給100P完売 ・全国的にも希少な「こども」をターゲットにした無添加ソーセージ ・関西の小売店にて定番化した販売スタートして県外一般流通もス  タートした。 入口から出口まで一貫して支援できたことで事業者やその他スタッフとのコミュニケ―ションをしっかり取りながら、また県内の他業種との連携も出来たことでかなり商品価値の高い良い新商品が完成した。 またテスト販売を終えて定番販売する中で大きな改善点も見られていないことも完成度の高さを表している。 あと2種類ターゲットを変えたソーセージもしくはハムやベーコンなどの新規商品開発が出来れば、更に店頭でのフェイスを押さえられ るため、取り扱い店舗は増える可能性は高い。
2019/3/5-2019/10/21 岡山県 海苔加工品(無添加味付け海苔) マーケティング戦略・新商品企画・他事業者とのネットワーク・販路構築 ○ 商品・サービス・ビジネスモデルの紹介  長年海苔養殖業されているため原料卸がメイン。  事業承継に向けてオリジナルブランド(鷲羽海苔)発信するために自  社もしくはOEMにて加工品を製造販売するようになった。  競合他社の既存商品差し替えが出来ずに困っていた。 ○ 支援の領域(専門性)の紹介  支援事業者のキャパを踏まえて競合他社との差別化を明確化した。  そのうえで他社がやっていないコンセプトを確立させた。  「子供が食べたい。親が食べさせたい」海苔の風味がする無添加味付  け海苔の新商品企画をマーケティング含め全てに携わり支援を行った。  またデザインは実際の店頭での投票をおこなった結果を踏まえて選定  し、支援事業者既存のデザイナーに依頼して微調整の指導を行った。  県内スーパー、百貨店への営業方法からクロージングまで指導を行っ  た。  まずは岡山県内を最重要販路拡大地域としてアプローチ先の選定から  商談結果後のアフターフォローまで一貫して指導した。 ○ 連携・コーディネート手法の状況  他社との比較するため取引のある海苔加工メーカーからノウハウを聞  き情報共有させた。  また他社の味比べで方向性を確定させてからベンチマークとなる味の  加工メーカーへPB商品開発を依頼した。  小売としてのネットワークを活かせたことで製造ロットもそれほど   多くなく商品化にこぎつけた。(720個/ロット)  また横のつながりで小売バイヤーなどへ商品紹介を協力した。  更に繋がりのあるメディアへも商品と事業者を案内した。    <成果> ・珍しい完全無添加味付け海苔を完成させた。 ・既存のルートを活かして案内して売場にて展開してもらった。 ・地元中国新聞に大きく取り上げられた。  (2019.11.30中国新聞全国版掲載) ・これまで相手にされなかった地元の小売店や百貨店系スーパーでの  新規の取り扱いが増えた(新規取引先20社) ・本格的に稼働した昨年冬から月間売上50万円以上推移してる。 将来的に事業承継が絡む案件だったため親から認めてもらうことが最大の目的であった。 開発当初は懐疑的であったが実際に売れ出して認めてもらい事業承継 が現実的となった